この記事にはプロモーションを含みます。
スーパーで働いてみようと思うけれども、働いてみて全然楽しくなかったらどうしようと不安を感じていませか?経験者の立場から見て、スーパーの仕事で楽しかったなと思える瞬間はいろいろありました。ただし、その楽しさは全員に当てはまる楽しさではなく、人によっては楽しめるのかなといった内容です。
そこで本記事ではスーパー業界で働く楽しさや身につくスキルについて、スーパー歴10年、店長経験者の目線から熱く解説しています。今後、スーパー業界への転職や就職を検討している場合には、ぜひ記事の内容を参考にしてみてくださいね。
- スーパーで働く楽しさを知ることができる
- スーパーで身につくスキルが分かる
- 同時にスーパーで働く大変さも理解できる
- 楽しさと大変さを天秤にかけて、スーパー業界への転職を検討できる
執筆者(だいすけ)のプロフィール
某ドラッグストアに3年勤務し店長経験
某スーパーマーケットチェーンに契約社員として転職
1年半で正社員へ登用
入社3年目で部門マネージャー、5年目でスーパーバイザーを経験
8年目には店長へ昇進。年収600万円達成!
脱サラ前と脱サラ後にプログラミングスクール受講
現在は脱サラし、フリーランスのWebライター・Webデザイナーとして活動中(4年目)
厳しいとされる小売業界でトントン拍子に昇進を果たし、同業種・他業種、両方の転職も経験している私「だいすけ」が実情を交えつつ解説いたしますので、ある程度リアルな情報がつかめるかと思います。
スーパーの正社員の楽しいところ

まずはスーパーの正社員の楽しいところを解説します。
スーパーの正社員の楽しいところ1.自分で売り場を作れるところ

売り場作りはスーパーの正社員にとって単なる業務ではありません。楽しみながら創造性を発揮できる仕事です。お客様の買い物する姿を思い浮かべながら、どんな売り場を作ると購買意欲を刺激できるかを考える時間はとてもワクワクします。
購買意欲を高めるためには売場のボリューム感が重要ですが、過剰に商品を入荷させると不良在庫を抱えるリスクがあるため、ひな壇や商品のダミーを効果的に活用してボリューム感を演出します。
季節感の演出も重要です。春には桜、秋には紅葉などを飾り付け、売り場全体で季節の雰囲気を演出します。本物の桜や紅葉を使うことはできませんが、装飾用のフェイク品を利用して工夫します。

よく装飾用の備品を100円ショップで買ってきて
鼻歌まじりに売り場に飾っていました。
同様に「母の日」や「運動会」、「行楽」などのイベントごとに適した演出も考案していきます。このように売り場作りは、担当者の腕の見せ所となり「やりがい」が感じられる仕事です。
スーパーの正社員の楽しいところ2.多くの仲間と協力して働けるところ
共に働く従業員は、一緒にお店を盛り上げていく仲間です。仲間と楽しくコミュニケーションをとりながら仕事ができる点は、スーパーで働く醍醐味といえます。



同じ年代の従業員と友だちのような関係を築いたり、年上の従業員から可愛がってもらったりした経験がたくさんあります。
スーパーでは頻繁に転勤が発生するため、一人ひとりの従業員との付き合いは短くなりがちです。別れがさびしく感じるときも正直ありました。しかし、転勤を繰り返すたびに人間関係は変化していくため、常に刺激をもらえる点もスーパーで働く面白さのひとつです。
あなたがこれまでの社会人生活で「同じ人間関係が続くことにうんざりしてきた」のなら、スーパー業界に入社することで、新鮮さと刺激に満ち溢れた毎日が手に入るかもしれません。
スーパーの正社員の楽しいところ3.数字を通して仕事の成果を実感できるところ
仕事の成果を実感できることは、働く楽しさに直結するものです。
スーパーでは売上や利益、販売数量などさまざまな数値を通じて、個人の成果が可視化されます。自分の努力や工夫によって、こうした数値が好転していく体験を味わっていくほど面白くなります。
数字を通じて実績を積むことによりキャリアアップも早まり、昇給も期待できます。自分の実力を証明しつつ上を目指していきたいといった「向上心のあふれる人」なら、スーパーの仕事は楽しめます。
スーパーの正社員の楽しいところ4.地域貢献ができるところ
スーパーの正社員として働く楽しさの一つに、地域貢献できる点が挙げられます。日々の業務を通じて、生活に欠かせない食品や日用品を地域の人々に届けられる点は、大きな喜びです。
たとえ店に置いていない商品であってもお客様から要望があれば、全国のメーカーに取り寄せを依頼して入荷させることがあります。過去には注文品をお客様に渡すとき直接「どこに売っていなくて困っていたの。あなたに頼んでよかったわ。ありがとう」と声をかけてもらうこともありました。



このとき、人の役に立てる喜びを強く噛み締めたものです。
また、その地域で作られた生鮮食品を売場で扱う地産地消の取り組みは、地域全体の活性化にもつながります。
このようにスーパーの正社員として働くことで地域の一部として貢献し、その反応を直接肌で感じられることは、大きなやりがいと楽しさにつながります。
スーパーの仕事を通じて身につくスキル


スーパーの仕事は楽しいだけでなく、将来に向けて役立つスキルも身につきます。この章ではスーパーで楽しみながら働くことにより、身につくスキルを紹介します。
スーパーの仕事を通じて身につくスキル①「コミュニケーションスキル」
スーパーは、顧客や従業員など会社の内外の人々との交流を通じて、コミュニケーションスキルが自然と磨かれる環境です。
まず接客経験を積むことで相手の言葉から正確にニーズをつかみ、気配りの利いたコミュニケーションができるようになります。ここで、ちょっとした事例を紹介します。
初心者店員:「あちらです」と指さすだけ。
ベテラン店員:「こちらです」と、その場までスマートにエスコート。
初心者店員:「完売しました」とだけ答える。
ベテラン店員:「来週の火曜日に入荷しますので、本日の価格でお取り置きしましょうか?」と代替提案をする。



こうした対応が頭で考えずとも自然にできるようになるので、私生活でもモテモテになります!(たぶん)
また、一緒に働く従業員は、店の売上目標を達成するために協力すべき仲間です。
うわべだけのコミュニケーションに終始していては、なあなあな空気が流れてしまい目標から遠ざかってしまいます。与えられた目標を達成するためには、互いを尊重しつつ、自分の思いを言葉にして明確に伝える技術が必要です。たとえ言いにくいことでも店舗のためを思って率直に伝えることで、目標をクリアする基盤を作れます。
ただ、相手との信頼関係が築かれていない状況で率直すぎる意見を交わすと、人間関係の悪化につながるかもしれません。自分から心を開き、他者と理解を深めることで信頼関係を構築することが重要です。
こうした経験を通じて、ビジネス上のコミュニケーションスキルが自然と磨かれていきます。
スーパーの仕事を通じて身につくスキル②「マネジメントスキル」
スーパーの正社員の主な役割は人・物・お金など経営資源を管理することのため、マネジメントスキルが身につきやすい環境です。
たとえば売上データをチェックして将来必要な商品の量を予測し、過不足が生じないよう在庫管理を徹底します。(物のマネジメント)。また商品の加工や品出しなど、その日に行うべき作業に過不足なく人員を配置する役割も担います(人のマネジメント)。
このようにスーパーの正社員は日々さまざまな管理業務に関わるため、自然とマネジメントスキルが養われるのです。マネジメントスキルはどの業界でも管理職に必須のスキルとされており、転職市場でも重宝されます。
スーパーの仕事を通じて身につくスキル③「マーケティングスキル」
スーパーの業務を通じてマーケティングスキルを効果的に磨けます。市場の動向を読み解けるチャンスがあちこちに転がっているためです。
たとえば突出してたくさん売れている商品を見つけることがあります。季節の変化による需要の拡大かもしれませんし、SNSでバズったための特需の可能性もあります。
気づいたら分析を重ねてみることで、市場の動向が見えるようになっていくわけです。
また「こうしたら売れるかも!」という仮説を立てて売り場を作り、その効果を検証することで、どのようなプロモーションが購買意欲を刺激するのかについての知見も深められます。
このようにスーパーでの業務を通じて市場理解や顧客心理の把握など、マーケティングに欠かせない能力が養われます。
スーパーの大変なところ3選


スーパーの楽しいところばかりを語っていても少しうさん臭い(笑)ので、スーパーの大変なところも紹介していきます。
1. 不規則な勤務時間と長時間労働
スーパーは早朝から夜遅くまで営業しているのが一般的です。
パート・アルバイトは曜日や時間帯を固定して働ける場合もあります。しかし社員は早朝から、または午後からの出勤など勤務時間が不規則になりがちです。
店によっては通し勤務(開店から閉店までの勤務)があったり、お盆や12月などの繁忙期に残業が増えたりと、長時間労働になりやすいため、なおさら大変なところがあります。
2. 土日祝日に休めない
スーパーは土日祝日にお客さんの来店が集中し、店が忙しくなります。そのため正社員は、土日祝日にほとんど休めません。
休みが取れるのは、主に平日です。土日祝日が休みの家族とはなかなか休みを合わせられず、悲しい思いをするかもしれません。ただし平日が休みだと、役所の手続きや通院がしやすかったり旅行先が空いていたりと、いくつかメリットもあります。
3. 肉体的な負担が多め
スーパーの仕事には肉体労働が伴います。
たとえば米・飲料・酒といった重要品の運搬・補充、レジ作業や調理・加工作業中の同じ姿勢での立ち仕事など身体への負担が大きくなりがちです。忙しいときに休憩なしでこうした業務に長時間従事しなければならないケースもあり、疲労が蓄積することもしばしばあります。
スーパーには、鮮魚や精肉、グロサリーなどさまざま部門がありますが、いずれの部門に配属されるにせよ肉体労働が多くなる傾向です。
転職活動に求人サイトや転職支援サービスを活用してみよう
この記事を読み「スーパーで働いてみたい」と思う場合には、求人サイトや転職支援サービスを活用すると効率的です。求人サイトを利用すれば、自分の希望する求人を効率的に探せます。また転職支援サービスを利用すると、転職活動を円滑に進められるためのサポートが受けられます。
ここでは、おすすめの求人サイトや転職支援サービスをいくつか紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
おすすめの求人サイト
おすすめの求人サイトを紹介します。
リクナビNEXT
リクナビNEXTはリクルートが運営する日本最大級の転職情報サイトの一つです。転職希望者向けに、多数の求人情報を提供しており、スカウト機能や適職診断などのサポートツールも充実しています。転職活動を始めるうえで、まずは登録しておきたいサイトの一つといえるでしょう。
マイナビ転職
マイナビ転職は、株式会社マイナビが運営する転職情報サイトです。求職者向けに豊富な求人情報を提供し、企業からのスカウト機能や履歴書・職務経歴書の添削サービスなども利用できます。新卒向けの就職情報サイト「マイナビ」と連携しており、多様な業界や職種の求人情報を提供しています。
求人ジャーナルネット


求人ジャーナルネットは、新聞折込の求人チラシやフリーペーパーで培ったネットワークを活かし、地方(東北、関東、北陸、上信越)の求人情報に強みを持つ地域密着型の求人サイトです。
10〜60代まで幅広い年代に向けた求人を提供しており、会員登録後、希望する仕事の条件や応募情報を設定することで、希望に合った求人情報をメールやアプリのプッシュ通知で受け取れ、簡単に応募できます。リクナビやマイナビのような大手サイトと併せて、登録しておきたいサイトの一つです。
おすすめの転職支援サービス
おすすめの転職支援サービスを紹介します。
UZUZ(ウズウズ)既卒


画像引用|「UZUZ既卒公式サイト」
UZUZ(ウズウズ)は、既卒や第二新卒、フリーターを対象にした就職支援サービスです。利用者はカウンセリングを通じて、自分に適した求人を紹介されます。応募企業に合わせた履歴書・職務経歴書添削や面接対策など、徹底したサポートを受けられるのが特徴です。
UZUZは、提携企業からブラック企業を排除するため、離職率、労働時間、雇用形態に厳しい基準を設けています。その結果、転職者の定着率93%という高い実績を誇っているのが大きな強みです。
20代の転職相談所


画像引用|「20代の転職相談所公式サイト」
「20代の転職相談所」は、主に20代の第二新卒者に特化した転職支援サービスです。
登録者向けに5,000件以上の正社員限定求人を用意しており、第二新卒専門のキャリアコーディネーターが利用者をカウンセリングし、一人ひとりに合った企業を紹介してくれるのが特徴です。最初の就職で失敗し、転職活動に強い不安を抱いている人におすすめできます。
登録後は履歴書や職務経歴書の添削を丁寧に行い、模擬面接を通じて実践的なフィードバックも提供してくれます。また転職が決まった後も新しい職場にスムーズに適応できるようアフターフォローを行ってくれるなど、サポートの手厚さも魅力のサービスです。
ミケキャリ


画像引用|「ミケキャリ公式サイト」
ミケキャリは、これまでのキャリアや学歴にコンプレックスを抱える人に向けられた転職支援サービスです。
ミケキャリに登録すると、専門のキャリアカウンセラーとの面談を通じて、提携している10,000社を超える求人の中から希望条件にマッチした企業を紹介してもらえます。32歳までの転職希望者を対象としており、就業先の対応エリアは東京、埼玉、神奈川、千葉、大阪、京都、愛知です。
キミナラ


画像引用|「キミナラ公式サイト」
「キミナラ」は、若年層向けの転職支援サービスで、求職者を約1万社の企業の中から最適な求人にマッチングさせる転職エージェントサービスです。初めての転職活動に不安を感じる場合にも、エージェントが寄り添い、あなたの転職活動を成功に導くための支援を行ってくれます。
他のエージェントサービスでは、希望する業界に精通したエージェントが担当するとは限りませんが、キミナラでは利用者の希望業種に合わせたエージェントが担当します。これにより担当エージェントが履歴書や職務経歴書の書き方、面接のポイントまで、希望業界に即したアドバイスを受けられるのがキミナラの大きな強みです。
まとめ
この記事では「仕事の楽しさ」や「身につくスキル」など、スーパー業界で働くうえで魅力的な面を中心にお伝えしました。スーパーの社員として働く楽しさは主に以下の3点です。
- 自分で売り場を作れるところ
- 仲間と協力して働けるところ
- 数字を通して仕事の成果を実感できるところ
加えて日常業務を通じてマネジメントスキルやコミュニケーションスキルなど、将来に役立つスキルが身につく点も大きな魅力といえます。ただし良いことばかりではありません。土日祝日に休めなかったり、肉体的な負担が多めだったりと、大変な面があるのも事実です。
楽しさと大変さを天秤にかけてみて楽しさに惹かれるのであれば、スーパー業界への挑戦をおすすめします。
コメント