この記事にはプロモーションを含みます。
スーパー業界は特別なスキルを求められにくく、比較的転職しやすい業界です。しかし、入社後に活躍しやすい人には共通点があります。
そこでこの記事ではスーパーで活躍しやすい人の特徴を紹介します。記事の後半では、スーパーで活躍すればするほど身につくスキルについても紹介していますので、今後スーパー業界への転職を検討している場合にはぜひ参考にしてみてくださいね。
- スーパーで活躍できる人の特徴がわかる
- スーパーで活躍していると身につくスキルの種類が理解できる
執筆者(だいすけ)のプロフィール
某ドラッグストアに3年勤務し店長経験
某スーパーマーケットチェーンに契約社員として転職
1年半で正社員へ登用
入社3年目で部門マネージャー、5年目でスーパーバイザーを経験
8年目には店長へ昇進。年収600万円達成!
脱サラ前と脱サラ後にプログラミングスクール受講
現在は脱サラし、フリーランスのWebライター・Webデザイナーとして活動中(4年目)
厳しいとされる小売業界でトントン拍子に昇進を果たし、業界内での転職も経験している私「だいすけ」が実情を交えつつ解説いたしますので、ある程度リアルな情報がつかめるかと思います。
スーパーに向いている人の特徴
スーパーマーケットで働くのに向いている人の特徴を紹介します。
スーパーに向いている人の特徴1.コミュニケーション能力が高い
お客様や他の従業員などと接する機会の多いスーパーでは、コミュニケーション能力の高い人が活躍する傾向にあります。
たとえばお客様からクレームをもらったときは、コミュニケーションスキルを発揮すべき最たるタイミングです。コミュニケーション能力の高い人ならば、的確にお客様の気持ちに寄り添い怒りを鎮めるのみならず、店のファンにさえしてしまえます。ピンチをチャンスに変えられるため、周りのスタッフからの信頼が厚くなるのは自然な流れです。
また管理職の立場になると部下やパート、アルバイトなど多くの人をマネジメントする必要があります。このとき、力で周囲を押さえつけるようなことはできません。マネジメントをするうえでは、周囲との良好な関係構築が必須であり、コミュニケーション能力が高い人ほど活躍できる環境といえるのです。
スーパーに向いている人の特徴2.協調性がある
基本的にスーパーでは、自分の担当する仕事をメインに働きますが「ここまでは自分の仕事、ここから先は他人の仕事」と線引きをしていては成長が見込めません。一方で、協調性のある人は自分の職域を超えて働けるため、活躍しやすい傾向にあります。
たとえば野菜部門を担当する人であっても、野菜の鮮度を確認しながら店内のレジカゴを補充したり、サービスカウンターで注文対応をしたりといった具合です。
さまざまな業務に取り組む中で、スーパーの業務の全体像を早く捉えたり、人より多くのスキルを短期間に身につけたりできます。そのため、協調性の高い人は活躍の場も広がりやすいといえます。
スーパーに向いている人の特徴3.細部に注意を払える
細かい点に注意を払える人には、スーパーの仕事が向いています。
たとえばスーパーでは、シビアな在庫管理が求められます。在庫管理とは、過不足のない在庫量を維持する業務であり、これまでの販売データを細かく分析し、将来必要とされる在庫量を予測して発注に活かします。入荷した商品は売り場に不足が生じたとき、すぐに品出しできるようにきれいに整頓して格納することも重要です。
さらにスーパーでは食品を扱うため、作業場の衛生管理や食品の鮮度管理なども欠かせません。これらの管理を怠り、傷んだ食品を販売してしまうと大事故につながることもあります。
在庫管理や衛生管理など、スーパーの社員には卓越した管理能力が求められるため、細部に注意を払える人が活躍できるわけです。
スーパーに向いている人の特徴4.体力に自信がある
スーパーの業務には肉体的な負担が伴うため、体力勝負になりがちです。
品出し業務では米や飲料、酒など重たい商品を運ばねばならなかったり、商品加工やレジ業務では同じ姿勢で立ち仕事をしたりするため、体への負担が大きくなります。忙しい時間帯には、休憩を取ることなく連続して働かなければならない状況もあり、かなりハードです。
そのため体力のある人の方が活躍できる環境といえます。
スーパーに向いている人の特徴5.食への関心がある人
食への関心の有無は、キャリア形成に影響を及ぼしかねません。
たとえば店舗のトップである「店長」は、店全体のコーディネイトが主な役割です。スーパーの全部門に横串を入れ、総合的な営業戦略を組み立てなければならなくなります。このとき、食に関する知識が少ない人では、効果的な戦略を打ち出せなくなるわけです。
一方で食に関心がある人ならば、楽しみながら「食の知識」を深めていけるため、キャリアアップしたあとで大いに活躍できる可能性が高いといえます。
スーパーに向いている人の特徴6.スケジュール管理が得意
スーパーではスケジュール管理が得意な人は特に重宝されます。
季節の移り変わりや気温の微妙な変化、イベントなどに合わせて商品の需要が移り変わるため、タイムリーに売り場を変化させなければなりません。このため、期日を細かく設けてスケジュールを管理し、適切なタイミングで売り場を変えることが重要です。
もし期日に間に合わず、適切な商品が売り場に並んでいなければ、来店したお客様を失望させてしまうことになります。結果、お客様が競合店舗に流れてしまい、売り上げに大きな影響を及ぼすことになるのです。
そのため、スケジュール管理が上手な人は活躍しやすいところがあります。
スーパーで活躍し続けると身につくスキル

スーパーの仕事を通じて身につくスキルを紹介します。
コミュニケーションスキル
スーパーは、顧客や従業員など多くの人々との交流を通じて、コミュニケーションスキルが自然と磨かれる環境です。お客さんとのやりとりを通じて相手の言葉から正確にニーズをつかみ、気配りのできる力が身に付きます。
たとえば「醤油の売り場はどこ?」と聞かれて「◯番通路の棚の下段にあります」とだけ答えるのではなく、「こちらです」と伝えて、その場まで自然にエスコートできるようになります。
または「チラシに載っていた牛乳が売り場にないんだけど?」と聞かれて「完売しました」とだけ伝えるのではなく「来週の火曜日に入荷しますので、本日の価格でお取り置きしましょうか?」と、代替提案が自然にできるくらい機転が利くようになります。
また従業員は、店の売上目標を達成するために協力する仲間です。
しかし、うわべだけのコミュニケーションに終始していては、次第に「目標を達成できなくてもいいや」といった、なあなあな空気が流れてしまいます。与えられた目標を達成していくためには、互いを尊重しつつ自分の思いを言葉にして明確に伝える技術が必要です。たとえ言いにくいことでも、店舗のためを思って率直に伝えていく積み重ねが、目標達成を近づけます。
ただ相手との信頼関係が築かれていない状況で、率直すぎる意見を交わしてしまうと人間関係の悪化につながりかねません。まずは自分から心を開き、他者と理解を深めていくことで、信頼関係を構築していくことが重要です。
こうした経験を通じ、オープンなコミニュケーションスキルが磨かれます。
マネジメントスキル
人・物・お金など経営資源を管理することが社員の主な役割のため、マネジメントスキルは重要な能力の一つです。
たとえば売上データをチェックして将来必要な在庫量を予測し、過不足が生じないようパートに発注指示を出します(物のマネジメント)。また商品の加工・品出しなど、その日に行うべき作業に過不足なく人員を配置し、売上や利益など、課された目標を効率的にクリアできるように、コーディネイトする役割を担います(人のマネジメント)。
このように日々、社員はキャリアアップすればするほどさまざま管理業務に関わる必要があるため、マネジメントスキルが養われます。
マーケティングスキル
スーパーマーケットでの業務は、マーケティングスキルを効果的に磨く絶好の場です。
日々の仕事を通じて、市場の動向や消費者の行動を読み解く能力が自然と身につきます。業務中、突出してたくさん購入されている商品を見つけることがあります。このとき「なぜこの商品がよく売れているのか?」といった疑問を持つことが大切です。
その季節の変化による需要の拡大かもしれませんし、SNSでバズったための特需の可能性もあります。気づいたら分析を重ねてみることで、市場の動向が見えるようになっていくのです。
また「こうしたら売れるかも」という仮説を立てて売り場を作り、その効果を検証することで、どのようなプロモーションが購買意欲を刺激するのかについての知見もグッと深まります。
このようにスーパーでの業務を通じて、市場理解や顧客心理の把握、戦略的な思考などマーケティングに欠かせない能力が養われます。
スーパーマーケットで働く3つのデメリット

デメリットを知って「そのくらいなら許容できるな」と感じられることもまた、スーパー業界が向いている人の特徴といえるでしょう。そこで、この章ではスーパーで働くうえでのデメリットを紹介します。
スーパーで働くデメリット1.土日に休めない
スーパーは土日祝日にお客さんの来店が集中するため、店が忙しくなります。そのため社員は土日祝日にほとんど休めません。
休みが取れるのは、主に平日です。よって土日祝日が休みの家族とはなかなか休みを合わせられず、悲しい思いをするかもしれません。
スーパーで働くデメリット2.肉体労働が多め
スーパーは肉体労働が多めだからやめとけといった意見もあります。
米・飲料・酒など重要品の運搬や補充作業、レジ業務、生鮮部門の調理・加工作業における長時間同じ姿勢での立ち仕事など、スーパーの業務は身体への負担が大きくなりがちです。
忙しい時間帯には、休憩無しでこうした業務に従事しなければならないこともあり、疲労が過度に蓄積することもしばしばです。
ただしスーパーバイザーやバイヤーなど本部スタッフに昇進する場合には、肉体労働が少なくなり頭脳労働がメインになります。身体より頭を使って働きたい人は、本部スタッフを目指す道もあります。
スーパーで働くデメリット3.対人関係によるストレスが多い
スーパーは対人関係によるストレスが多いところがあります。たとえば接客が業務の中心にあるため、クレームも日常的に発生しがちです。
「買っていった製品が腐っていた」
「レシートを確認したら、値札と金額が違っている」
「店員の態度が気に入らない」
といった具合にさまざまな角度からクレームを受けます。クレーム対応は一歩間違えれば、大惨事になりかねないため、かなり神経をすり減らすことになります。
また、対人関係のストレスの原因は従業員間でもあります。多くの従業員がひしめくように働くスーパーでは、人間関係の軋轢がしばしば生じるものです。

従業員同士の衝突は、当事者としても第三者としてもこれまで多々経験してきました。
人と接する機会が豊富なスーパーでは、確かに人間関係のストレスが多くなりがちです。人と接するのが好きではない人にはつらい環境かもしれません。
ただし転勤するたびに人間関係がリセットされる感覚があります。個人的には延々と同じ人間関係が続く環境よりは、気楽だなと思っていました。
スーパーマーケットで働く3つのメリット


次に、スーパーで働くメリットを紹介します。
スーパーで働くメリット1.将来性が比較的安定している
スーパーで働く大きなメリットの一つは、将来性が安定している点です。食品や日用品などスーパーで扱う商品には安定した需要があり、景気や社会情勢の変化に左右されづらいところがあります。
しかし昨今はテクノロジーの発達により、AIに代替される仕事が増えてきています。スーパーでセルフレジが導入されているのを見ると、「スーパーも人間のいらない時代が来るのかな?」なんて思うかもしれませんね。
しかしレジの仕事は、スーパーの仕事のほんの一部でしかありません。食品加工や在庫管理、売り場作り、品出し、清掃などいたる所で、人間の力がこれからも不可欠な業界です。
テクノロジーの進化や社会の変化に負けることなく将来性が安定している点は、スーパー業界へ就職する大きなメリットです。
スーパーで働くメリット2.キャリアアップのペースが早め
キャリアアップのペースが早い傾向にある点は、スーパー業界で働く魅力のひとつです。
社員は年齢に関係なく基礎的な経験を積み実力をつけた者から、どんどん管理職の立場へと昇進していける環境です。
2〜3年のスパンで昇進する人も珍しくなく、実力しだいで短期間に収入を安定させられるチャンスを秘めています。
スーパーで働くメリット3.さまざまなビジネススキルが身につく
スーパーは「身につくスキルが少ない」と揶揄されがちです。確かに漫然と働いていても、なかなかスキルが身につくことはありません。この点が「スキルが身に付かない仕事」というレッテルを貼られてしまう理由ではないのかなと見ています。
しかしスーパーで活躍し続け早期にキャリアアップしていければ、実は将来に役立つスキルがたくさん身に付く環境なのです。
実際に。どのようなスキルが身につくかは、次の章で詳しく紹介します。
転職活動に求人サイトや転職支援サービスを活用しよう
この記事を読み、スーパーへ転職をしてみようと思う場合も、やっぱり他に自分に適した仕事を探せないかなと思う場合もあるかと思います。こうした場合に、求人サイトや転職支援サービスを活用するとすると効率的に転職活動を進められるかもしれません。
求人サイトを利用すれば、自分の希望する求人を効率的に探せます。また転職支援サービスを利用すると、転職活動を円滑に進められるためのサポートが受けられます。
ここでは、おすすめの求人サイトや転職支援サービスをいくつか紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
おすすめの求人サイト
おすすめの求人サイトを紹介します。
リクナビNEXT
リクナビNEXTはリクルートが運営する日本最大級の転職情報サイトの一つです。転職希望者向けに、多数の求人情報を提供しており、スカウト機能や適職診断などのサポートツールも充実しています。転職活動を始めるうえで、まずは登録しておきたいサイトの一つといえるでしょう。
マイナビ転職
マイナビ転職は、株式会社マイナビが運営する転職情報サイトです。求職者向けに豊富な求人情報を提供し、企業からのスカウト機能や履歴書・職務経歴書の添削サービスなども利用できます。新卒向けの就職情報サイト「マイナビ」と連携しており、多様な業界や職種の求人情報を提供しています。
求人ジャーナルネット


求人ジャーナルネットは、新聞折込の求人チラシやフリーペーパーで培ったネットワークを活かし、地方(東北、関東、北陸、上信越)の求人情報に強みを持つ地域密着型の求人サイトです。
10〜60代まで幅広い年代に向けた求人を提供しており、会員登録後、希望する仕事の条件や応募情報を設定することで、希望に合った求人情報をメールやアプリのプッシュ通知で受け取れ、簡単に応募できます。リクナビやマイナビのような大手サイトと併せて、登録しておきたいサイトの一つです。
おすすめの転職支援サービス
おすすめの転職支援サービスを紹介します。
UZUZ(ウズウズ)既卒


画像引用|「UZUZ既卒公式サイト」
UZUZ(ウズウズ)は、既卒や第二新卒、フリーターを対象にした就職支援サービスです。利用者はカウンセリングを通じて、自分に適した求人を紹介されます。応募企業に合わせた履歴書・職務経歴書添削や面接対策など、徹底したサポートを受けられるのが特徴です。
UZUZは、提携企業からブラック企業を排除するため、離職率、労働時間、雇用形態に厳しい基準を設けています。その結果、転職者の定着率93%という高い実績を誇っているのが大きな強みです。
20代の転職相談所


画像引用|「20代の転職相談所公式サイト」
「20代の転職相談所」は、主に20代の第二新卒者に特化した転職支援サービスです。
登録者向けに5,000件以上の正社員限定求人を用意しており、第二新卒専門のキャリアコーディネーターが利用者をカウンセリングし、一人ひとりに合った企業を紹介してくれるのが特徴です。最初の就職で失敗し、転職活動に強い不安を抱いている人におすすめできます。
登録後は履歴書や職務経歴書の添削を丁寧に行い、模擬面接を通じて実践的なフィードバックも提供してくれます。また転職が決まった後も新しい職場にスムーズに適応できるようアフターフォローを行ってくれるなど、サポートの手厚さも魅力のサービスです。
ミケキャリ


画像引用|「ミケキャリ公式サイト」
ミケキャリは、これまでのキャリアや学歴にコンプレックスを抱える人に向けられた転職支援サービスです。
ミケキャリに登録すると、専門のキャリアカウンセラーとの面談を通じて、提携している10,000社を超える求人の中から希望条件にマッチした企業を紹介してもらえます。32歳までの転職希望者を対象としており、就業先の対応エリアは東京、埼玉、神奈川、千葉、大阪、京都、愛知です。
キミナラ


画像引用|「キミナラ公式サイト」
「キミナラ」は、若年層向けの転職支援サービスで、求職者を約1万社の企業の中から最適な求人にマッチングさせる転職エージェントサービスです。初めての転職活動に不安を感じる場合にも、エージェントが寄り添い、あなたの転職活動を成功に導くための支援を行ってくれます。
他のエージェントサービスでは、希望する業界に精通したエージェントが担当するとは限りませんが、キミナラでは利用者の希望業種に合わせたエージェントが担当します。これにより担当エージェントが履歴書や職務経歴書の書き方、面接のポイントまで、希望業界に即したアドバイスを受けられるのがキミナラの大きな強みです。
まとめ
この記事では、スーパーで活躍しやすい人の特徴を紹介しました。以下のような人はスーパー業界で働くのに向いています。
- コミュニケーション能力が高い
- 協調性がある
- 細かい点に注意を払える
- 体力のある
- 食への関心がある
- スケジュール管理が得意
これらのうち当てはまる項目が多いほど、スーパー業界で活躍できる可能性があります。一方で現在、これらの要素にあまり当てはまらない人だからといって、スーパー業界への挑戦をあきらめる必要は一切ありません。
これらの特徴は、入社してから磨けば良いわけです。なんでも入社時に備わっている人は僕を含め少ないもの。スーパーの仕事に真剣に向き合っていけばきっと磨かれますので、恐れることなくチャレンジしていきましょう!
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