【フリーランス向け】 その契約書万全?作成方法・注意点を徹底解説

フリーランス

フリーランスにとって、契約書は非常に大切な書類です。

契約書の重要性と、交わすことによって得られるメリットはこちらの記事で解説しています。

契約書なしは危険!?フリーランスに必要な理由と3つのメリットを解説

契約書は自分で作成する場合と、クライアントが既に作成して提示を受ける場合があります。

この記事は


・契約書をどうやって作って行けばよいかわからない方
・契約書を提示されたが、内容が難しくてよくわからない方

こんな方に読んでいただきたいです。

この記事を読むことで次のようなメリットがあります。


・契約書を作成の仕方がわかる
・契約書を作成する際の注意点がわかる
・提示された契約書の確認すべきポイントがわかる。

 

それでは、いってみましょう!!

契約書の作成の仕方


・クライアントが作成して、提示されるケース

・自分で作成して、クライアントへ提示するケース

 

契約書の取り交わしについては以上の2パターンが考えられます。

クライアントが作成する場合

自分で契約書を作成する必要がないと言う点では、非常に楽です。しかし、提示された契約書について内容をしっかり、吟味する必要があります。

 

基本的に契約書を作成する側は、自分の都合の良いように内容を作成するものだからです。

 

よって鵜呑みにすることはおすすめできません。しっかり内容を確認した上で、場合によっては、交渉すべきこともあるでしょう。契約書を確認するポイントは後述しますね。

フリーランス本人が作成する場合

クライアントが個人だったり、小さな会社だったりすると契約書が用意されていないケースも多いです。

 

フリーランスが自ら契約書を作成する場合、全くのゼロベースから作り上げるのは難しいので、多くの場合ネット上にアップされたテンプレートを用いることになるでしょう。

 

WEBサイト「BIZOCEAN」は契約書のみならず、ビジネスに必要なテンプレのまとめサイトになっていて便利です。無料で利用でき、テンプレ作成者の経歴も明かしてあるので安心して使えます。

テンプレートを使うことの危険性

テンプレの使用を薦めた上で、こういったことを書くのは恐縮ですが、知っておいた方が良いです。

テンプレ使用の注意点は、それらしいものが簡単に作成できてしまうと言うことです。ですがそれは、あなた一人に向けて作られたものでないと言うことを理解しましょう。

よって、あなたの業務に合わせ、必要な部分を盛り込み、不要な部分を削る必要があります。大切なのは「あなたの利益を代弁してくれているか」と言うことです。

よって、ゼロから作成するにせよ、テンプレを作成するにせよ、契約書に盛り込むべき内容や注意点は自分で掴んでおく必要があると言うことです。

次に、契約書作成の際に抑えるべきポイントと、注意点について解説していきたいと思います。

契約書作成にあたって抑えるべきポイントと注意点を徹底解説

フリーランスがクライアントと結ぶ契約を業務委託契約といいます。(テストに出ます。)

業務委託契約には「委任契約」と「請負契約」の2種類がある

業務委託契約には2種類あります。


・委任契約

・請負契約

 

委任契約
委任契約は納品ではなく、その業態自体に報酬が発生する契約です。
例)コンサルタント カウンセラー 受付業務

 

請負契約
作品の納品によって報酬が発生する契約。
例)ライター・デザイナー・エンジニア・イラストレーター

契約の種類によっても契約書の内容が変わりますが、今回はノマド・フリーランスに多い、請負契約の契約書の場合を想定してポイントや注意点を解説します。

フリーランスの契約書に印紙税は必要?

結論:必要な場合と必要のない場合があります。

印紙税必要印紙税不要
・請負契約で契約金が1万円以上

・紙媒体の契約書を用いる場合

・請負契約で契約金が1万円未満

・委任契約(金額問わず)

・電子契約書を用いる場合

フリーランスの契約ではほとんどの場合、200円の収入印紙を貼ればOKです。(契約金額が100万円以上になると、200円では不足になります。)

契約書の左上に収入印紙を貼って、印紙と文書にまたがる様に押印しましょう。(契約印でなくても良い)

フリーランス分とクライアント分、2部作成した場合、200円の収入印が2枚必要で、印紙税は400円となります。基本的には契約書の作成者が負担するものですが、折半にしても構いません。

フリーランス請負契約 契約書作成で確認しておきたいポイント6点+α

契約書を自分で作成する場合、クライアントから提示を受ける場合、いずれにせよ確認すべき注意点をまとめました。テンプレートでは、網羅されていない場合もありますのでしっかり確認して行きましょう。

①契約不適合責任

②目的条項

③業務範囲

④価格・料金・報酬

⑤検品・検収・修正対応

⑥著作権

⑦+αでその他確認しておく事項

 

①契約不適合責任

納品物の品質や数量が、契約書や別途交わされる仕様書※1に沿っていなかったり、不具合が発生した場合、クライアントはフリーランスに対し、修正や損害賠償を請求する権利を持っています。

※1 仕様書〜納品物について、さらに詳細を情報を双方で確認できる書式。契約書を補う役割。

この権利について民法では、クライアントは納品を受けてから、「最大10年有する」と定めてあります。ですがこれはあくまで、契約書を作成する際のルールの大枠となります。

よって必ずしも、フリーランスが納品に対し、10年の責任を負う契約にしなければならないのではなく、「納品物に不具合が発生した場合、無償の対応は納品した日から1年間とする。」と契約書に定めることも可能ということです。(もちろん両者の合意があればですが・・。)

「契約不適合責任」についての定めは、非常に重要な項目です。フリーランスは自分にとって不利にならず、クライアントも納得できるような内容で作成していく必要があります。

②目的条項

多くは、契約書の第一条にあって読み飛ばされやすい項目でありますが、「この契約は何のために結ぶのか」をはっきりさせる非常に大切な部分です。

例)イラストレーターの契約書
「甲は乙にイラストの制作業務を委託し、乙はこれを受託し、本件業務の目的を理解して業務を遂行する」

目的条項は簡潔さと明確さが重要です。今回の契約の目的を端的に表現しましょう。

ちなみによく利用される甲と乙と言う表現ですが、甲は発注者、すなわちクライアント、乙は業務を受託するフリーランスのことです。

③業務範囲

業務の範囲を決めておかなければ、あれもこれもと頼まれることになりかねません。

 


例1)WEBライター
記事の執筆のみ請け負うか、記事の装飾・画像の準備まで請け負うか。

例2)WEBデザイナー
WEBサイトの完成まで請け負うか、更新業務を継続契約で請け負うのか。

 

はっきり明記しておくことが重要です。

④価格・料金・報酬

金額にまつわる内容を盛り込みましょう。意外と細かく確認しておくべき点は多いです。


・契約金・報酬

・消費税
・振込先
・支払期日

・着手金
・追加料金


契約金
今回の契約で発生する金額を明示します。

消費税
報酬が内税(消費税を含んだ金額)なのか外税(消費税を含まない金額)なのか明示します。

振込先・支払期日
報酬の振込方法や振込先・支払期日の指定をしましょう。振込手数料を甲乙どちらが負担するかも、合わせて確認すると良いです。

着手金
双方の合意の元、業務開始前に報酬の一部を受け取ることができます。フリーランスは、報酬のうち一部を早期に現金化でき、クライアントの都合によるキャンセルを避けられます。クライアントは、フリーランスへ質の高い仕事を求めることができるので、双方にとってメリットがあります。

キャンセル料
着手金がある契約の場合、「クライアント都合によるキャンセルの場合、着手金を放棄する」とするのが一般的です。着手金がない場合、キャンセル料を設定しておきましょう。クライアント都合によるキャンセルの、抑止につながります。

追加料金
検収※1を終えてからの修正依頼
や、最初に提示された仕様書に対し、大幅な路線変更依頼が発生した場合は、別途追加料金が発生する旨を、盛り込んでおきましょう。

※1検収・・・検品をして、内容に問題がないことを確認してから受け取る。

 

⑤検品・検収・修正対応

「請負契約」では、クライアントに成果物を納品し、検品を受け基準に達していれば業務は完了となります。

現実にはクライアントの求める基準に達していないとの理由で、何度も修正対応を求められたり、納品後クライアントの都合で検収作業が後回しになり、修正指示・検収完了の連絡もこない事態も起こりうるのです。


「納品後◯日以内に連絡がない時は承認したとみなす。」

「納品後の無料の修正対応は◯回までとする。」

 

こうした内容を、契約書に盛り込んでおくことで、トラブルは防ぐことができます。

⑥著作権

納品物がクライアントに渡った後、著作権が制作者のフリーランスにとどまるのか、クライアントに移るのか、明記する必要があります。

例えば、ライターが書いた記事をクライアントに納品する際に、著作権も一緒にクライアントに移るのであれば、自分で書いた記事であっても、自由に使用できなくなります。
(ライターの場合、著作権がクライアントに移ることが多いです。)

イラストレーターの場合、自分のイラストの著作権を所有したまま納品し、使用料金を報酬として得るという、契約にすることもできます。

この場合、クライアントが作品を使用する際の、具体的なルールを盛り込んでいきます。

例えば次のような点においてルールを決めて行きます。


・トリミング・拡大縮小など加工可能な範囲

・使用の際クレジット表記が必要になるかどうか
・二次配布※2を禁止するかどうか。

※2 二次配布とはこの場合、クライアントがフリーランスから受け取ったイラストを別の場所で配布することを差します。

 

ルールを盛り込み、クライアントの活用できる範囲を制限することが出来ます。

 

⑦その他盛り込むべき事項

その他、契約書に盛り込んでおきたい事項を解説します。


・秘密保持

・不可抗力
・反射条項

・合意管轄

秘密保持

フリーランスは性質上、様々な業界のクライアントを相手に仕事をします。その中で知った機密情報や個人情報を、第3者に漏らしたりしないと言うことを明記します。

 

不可抗力

天災、不慮の事故で、怪我・疾病で業務が遅延した場合、双方の話し合いで今後の対応を決めていくことを定めておきます。

フリーランス向けの損害保険【FREENANCE】 では、業務遅延が起因して、クライアントへ損失を与え、損害賠償を受けた場合の補償を無料で受けることができます。また、怪我や疾病で休業に追い込まれてしまった時の所得補償(月額発生)も備えることができます。

こちらの記事を読んで頂くと、フリーランス向けの損害保険「フリーナンス」について詳しく知って頂くことが出来ます。

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反社条項

相手方が反社会勢力と繋がりが有る事と発覚した場合に、契約解除をする旨をあらかじめ定めます。

反社条項がなくとも、万一クライアントが反社会勢力と繋がっていて、不当な請求を受けた場合、警察に相談することはできます。但し、反社会的勢力は民法・刑法に違法のない範囲で行動するので、反社条項を契約時に定めておかない場合、債務不履行等に基づく契約解除は困難になります。

これは非常にフリーランスにとって厄介な問題です。しっかり反社条項を定めておきましょう。

合意管轄

万一裁判になった場合、全国にある地方裁判所どこで裁判を行うのか定めます。あまりに遠い裁判所が指定されていると、弁護士の出張費用だけでも相当なものになるので、チェックしておくべき内容です。

 

補足:クラウドソーシング を使う際の注意点

「ランサーズ」「クラウドワークス」など、フリーランスの中にはクラウドソーシングを利用している方も多くいるでしょう。この場合「契約書」を交わすことなく業務を開始するのがほとんどではないでしょうか?

クラウドソーシングを利用する際 は「利用規約」をしっかり読んでおきましょう。利用規約には契約書で盛り込むべき内容が、既にかなり詳しく定められています。それでも契約書を取り交わすのがベストですが、契約書なしで進められるのが現実です。

利用規約を今回注意すべきとして紹介したポイントを見比べつつ、不足に対しては業務開始前に、メールでやりとりするなどして合意しておくのが安全です。不利にならないように証拠としてやり取りしたメールは残しておけば尚、よいでしょう。

まとめ

 

契約書を作成する場合はゼロベースで作成することが難しいので、今回解説した契約書を作成するうえでの注意点を抑えたうえでテンプレートを使うのがベストです。注意するポイントが解らないままにテンプレートでそれらしい文章を作成し契約を交わしても、予期せぬトラブルに見舞われる可能性が高くなってしまいます。

 

また、どんなに注意しようともケガや病気による休業リスク、ミスによる損害賠償のリスク、これらが発生する可能性をゼロにすることはできません。だいすけはフリーランス向けの損害保険「フリーナンス」への加入をお勧めしています。

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