フリーランスとして独立する際に、準備することはたくさんあります。その中でも重要なのが、「保険」についての備えです。
安心して仕事に集中するため、「国民健康保険」をはじめとした、公的な年金に加入するだけで、果たして準備は万全と言えるでしょうか?
そんな不安を解消するため、フリーランス特有の「トラブル」に対応する、
「フリーランス向け損害保険」があります。
今回紹介するのは2018年10月に、GMOクリエイターネットワークからリリースされた、フリーランス向けの損害保険【FREENANCE(フリーナンス)】です。
この記事を読むことで
・「フリーナンス」に加入するメリット・デメリットをおさえることができる。
・「フリーナンス」のサービス内容がわかる。
独立したばかりでは、国保の保険料を払うことすら大変な方も多いはずなので、この商品が自分に必要か判断する材料に使っていただければ幸いです。
それでは行ってみましょう。
結論:「フリーナンス 」加入による、デメリットはほとんどなし。
もしあなたが、独立準備中・独立後間もないのであれば「国保」の他に「保険」に加入するなんて、考えられないというのが本音ですよね。
「フリーナンス」を紹介されたところで、「保険料がいくらなのか?」や「加入するにあたっての、デメリットはあるのか?」が気になってしまうと思います。
まず、「保険料」に関してですが、「フリーナンス 」は一部のサービスを除き、月額無料です。
有料となるのは、ケガ・病気をサポートする「安心保証プラス(任意の加入です)」の月額と
支払い期日が到来していない請求書を現金化してくれる「即日払い」の手数料のみです。
サービスの内容を徹底調査しましたが、加入のデメリットは「ほぼ」見当たりませんでした。
フリーナンス のデメリットをしいてあげるなら「こちら」
・対個人の取引には、ほとんどの「サービス」が適用されない。
おさえておきたいのが「フリーナンス 」のサービスの対象となるのは、「企業」から請け負った仕事に限定される点です。「個人」から請け負った仕事に関しては、一部を除き、基本的にはサービスが適用されないので、この点がデメリットといえます。
次に、フリーナンスを利用する大きすぎるメリットを見て行きましょう。
「フリーナンス」に加入することのメリット
「フリーナンス 」に加入する頃で、次のようなメリットを得ることができます。
・ケガや病気で労働不能になった場合、収入の補償を受ける事が出来る。
・請求書の支払日を待たずに報酬を現金化できる。
・フリーナンスを利用することで、対企業の信用があがる。
「フリーナンス 」が合う方、合わない方
メリット・デメリットを元に、フリーナンス の合う方・合わない方をまとめてみました。
「フリーナンス 」が合う方
・著作権と関わりが深い業務を携わっている。
・資金繰りに苦慮している。
上記の方には特に加入を強くおすすめしたいです。
資金繰りに困っている方は、「即日払い」のサービスを利用して、売上を「速やかに現金化」することが出来ます。
高額な物品や機密情報を扱ったり、著作権とかかわりが深い業務に従事する場合、「業務上の過失」により個人では対応しきれない、高額な賠償金を請求されることがあります。
この場合「フリーナンス 」に加入することで、賠償金に対して補償を受ける事ができますので利用した方が良いことになります。
「フリーナンス 」が合わない方
・クライアントを「個人」に限っている方。
上記の方には、「フリーナンス 」は合わないといえます。
フリーランス損害保険「フリーナンス 」のサービス概要
ここからはフリーナンス のサービスについて徹底解説していきます。
フリーランスに損害保険が絶対必要な理由。
フリーランスであれば、何らかの損害保険への加入は必須であると断言できます。
もし独立前の方であれば、なかなかイメージすることが出来ないかもしれません。
先程「高額な機材や機密情報を扱う業務」「著作権と密接に関係が有る業務」を例に上げましたが、どんな業務であれ、フリーランスとして働く上で、常に「事故」や「賠償責任」と隣り合わせであると考えるべきです。
会社員であれば会社が守ってくれることでしょう。
フリーランスは自分の身を自分で守らなければなりません。
損害保険に入らずにフリーランスとして活動することは、例えるなら
自動車保険に加入せず、車を運転し続けるのと同じと言えるのではないでしょうか?
まずは、フリーナンス の専用口座を開設
フリーナンスの専用口座を開設することにより、サービスが開始します。
フリーナンス専用口座とは?
フリーランスの口座は一般の銀行口座とは異なり、収納用代行用口座です。自由に入出金したりすることは出来ません。口座の維持費は無料ですので、口座を開設しただけでは、負担は一切ないのです。
取引先への請求書の振込先をフリーナンス口座に指定します。報酬がフリーナンス 口座へ入金されると、所定のタイミングであなたが登録した銀行口座に振り込まれることになっています。
(振込手数料無料)毎週一回。月末・月初の営業日振替です。
メインバンクをGMO青空ネット銀行にすると、平日は毎日振り替えられるので、合わせて使うのがおすすめです。
フリーナンスの口座開設をする為に準備するもの
フリーナンスのホームページからあなた自身で登録していただくことになりますが、事前に準備しておくものを確認します。
A日本のパスポート(写真貼付面、所持人記載面)
B運転免許証
Cマイナンバーカード(表面のみ)
D住民基本台帳カード(顔写真ありのみ)
E運転経歴証明書
・銀行口座(フリーナンス口座と連携させるのに必要となります。)
・開業届の写し(口座名を屋号にする場合)
審査が通れば「フリーナンス 」のサービスを利用することが出来ます。
フリーナンスのサービスは大きく分けて3つ。
① | あんしん補償(無料) |
ここから下は有料サービス | |
② | 即日払い(利用手数料) |
③ | あんしん補償プラス(月額発生) |
ひとつずつ解説していきます。
サービス① あんしん補償
情報漏えい・著作権侵害・借りた高額な物品の破損・偶然の事故などによる納期遅延などを原因とする、フリーランス特有の保障をしてくれるサービスです(第3者から、法的な賠償請求が発生している状況に限る。)
概要を表にまとめております。
保証内容 | 1事故あたりの 補償限度額 | 期間中の限度額 ※ | 自己負担額 |
業務遂行中の補償 | 5,000万円 | なし | 0円(なし) |
仕事の結果(PL責任)の補償 | 5,000万円 | 5億円 | |
受託財物の補償 | 500万円 | 5億円 | |
業務過誤の補償 | 500万円 | 5億円 |
※期間中の限度額とは、全加入者に対して期間中に支払われる補償合計額の限度です。
「あんしん補償」はフリーナンスの口座を開設することで利用することができます。つまり無料です。驚きですよね。
しかも、嬉しい事にこちらのあんしん補償は、「対個人」との取引における「トラブル」も対象になります。
フリーナンスで口座を作ると、クライアント企業もこうしたトラブルから守られることになるので、口座振込先がフリーナンス口座になっている場合、フリーランスの信用を高めてくれることにもなっているんです。
フリーランスさんが実際に、「あんしん補償」で補償されたケースをご紹介。
CASE.1
職業:デザイナー
商品パッケージのデータを納品。データの取り違えから、商品の色が間違ったまま印刷・納品されてしまい、再印刷が費用を負担することになった。
CASE.2
職業:カメラマン
企業から撮影の依頼を受けて、病院の院内写真を撮影中、医療機器を移動させた際、医療機器を床に落として破損させた。
このように、どれ位の費用を負担すればよいかわからず不安になってしまう事態に陥っても、フリーナンス「あんしん補償」が守ってくれるのです。これは安心ですよね。
サービス② 即日払い
支払期日の到来していない請求書(売掛債権と言います。)を、フリーナンスが買い取って、即日指定の口座に振り込んでくれるサービスです。(対企業取引に限ります。)
「即日払い」の手数料は3〜10%です。
現在会社員で独立準備中の方だとピンと来ないかもしれませんが、仕事を完了させ、クライアントから報酬がふりこまれるまで、1.5~2か月かかるのが一般的です。
例えば資金繰りの為、銀行から融資を受ける手もありますが、沢山の書類を用意し、担保や保証人も立てて、審査を受ける。
これでは「時間も手間も膨大にかかってしまいますよね。」
「即日払い」を利用することで、「手間」なく報酬を現金化することができます。
「即日払い」の流れを確認してみましょう。
STEP.1 | あなたからクライアント企業へ、フリーナンス口座を記載した請求書を送付 |
↓ | |
STEP.2 | あなたからフリーナンスへ「即日払い」を申請 |
↓ | |
STEP.3 | 審査が通れば、即日個人口座へフリーナンスから入金。(手数料発生) |
↓ | |
STEP.4 | 支払い期日までにクライアント企業から、フリーナンス 口座へ入金。 |
「与信スコア」アップで、「即日払い」の手数料を安く
フリーナンスでは「与信スコア」と言う制度を採用しています。与信スコアとは端的に言うと、フリーナンスユーザーの「信用度を数値化したもの」です。
例えば、与信スコアが上昇すると、「即日払い」の限度額が上がり、手数料が下がるというメリットがあります。
与信スコア自体を上げる要素は、「振込専用口座へのコンスタントな振込み」と、「入金額の増加」です。
「即日払い」についておさえておきたいポイント。
・クラウドソーシングは「ランサーズ」のみ対応。(個人との契約は未対応)
・クライアント先の倒産リスクを鑑みた手数料で債権を買い取るので、取引先が倒産した場合も金額の返還を求められることは無い。
取引先の未払い防止や、コロナ倒産によるリスクを避ける為に利用される方も多いようです。
サービス③ あんしん補償プラス
フリーランスがケガや病気で働けなくなる場合に、あらかじめ設定した受け取りたい月額を、最長1年間にわたり受給出来る制度です。
仕事が出来ない状態になると、会社員は加入している健康保険団体から「傷病手当金」が支給されますが、多くの個人事業主・フリーランスが加入する「国民健康保険」では所得補償の制度が有りません。
フリーランスとして働く上で、こうした任意の保険を備えておくことが絶対お勧めです。
掛け金のシミュレーションは「フリーナンス」webサイトで。
受け取りたい月額・業種・年齢によって月の掛け金は異なります。「フリーナンス 」WEBページで簡単にシミュレーションを行う事が出来ます。
「あんしん補償プラス」の掛け金シミュレーションはこちら。
(リンクを開いて若干下へページをスクロールさせる必要があります。)
(例)
受け取る月額を20万円・ウエブライター・38歳でシミュレーションして見ると
月額は1,180円、年間で14,160円でした。
※シミュレーションしたのは2021年1月現在の金額です。変動があります。
「あんしん補償プラス」おさえておくべきポイント
支払い対象外期間
ケガで病気になった日から7日目までは、支払いの対象外期間となります。8日目以降より支払いが開始します。
補償対象の期間が一月に満たない場合は一月を30日として月割計算になります。
加入できる年齢
15歳~64歳までが加入できます。継続加入は74歳までとなります。毎年自動更新となるので、申し出が無ければ74歳まで同一内容で加入することになります。(掛け金は更新日に再計算されます。)
支払い対象になるケース・ならないケース(事例)
いくつか補償の対象となるケース・ならないケースを確認していきたいと思います。
支払い対象になる
・コロナウィルス感染による休業
支払い対象にならない
・故意または重大な過失が有る場合
・むちうち症または腰痛等で、医学的他覚所見のないもの。
以上、3点「フリーナンス」の柱となるサービスについて解説してまいりました。
損害保険「フリーナンス」。提案「こんな人にもお勧めできます」
ここまで読んでいただいたあなたは「フリーナンス 」のサービス内容について大体理解できたと思います。その上で、次のような方にもお勧め出来るのではないかという私からの提案です。
・子育てフリーランスの方。
フリーランスとして独立したばかりの方
独立してすぐに大口のクライアントを抱えている方であれば、もちろん加入するメリットは大きいです。
しかし、まだ個人との取引がメインで、売上が少額の方であっても、今後事業を拡大させ企業の案件を引き受けて行くビジョンがはっきりある方に関してはフリーナンスで口座を作る事がおすすめと言えます。
理由は、「あんしん補償」が個人との取引でも対象となる点。対企業向けの取引で信用が高い口座である点が挙げられます。
子育てフリーランスの方
子育て世代であれば、子供がまだ小さい場合、病気や発熱で看病に付きっきり。と言う事もあるでしょう。
その結果、仕事が思う様に進まず納期遅れということもありえます。その遅れが原因となり、クライアント側のプロジェクトに大きな損害を与え「損害賠償請求」を受けると言う事も可能性がゼロではありません。
守るべき存在が多い子育てフリーランスさんは、「フリーナンス」のような「損害保険」で、「もしもの事態」への備えは必須であると考えます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
フリーランスの為の損害保険「フリーナンス」。多くのフリーランスへ「安心」を与える、優れたサービス内容であることがわかると思います。
「フリーナンス」の加入の「メリット」と、加入「オススメできる方」をもう一度まとめておきます。
メリットは
・ケガや病気で労働不能になった部分への補償を受けられる。(月額制)
・請求書の支払日を待たずに報酬を即日現金化できる。(手数料発生)
・「フリーナンス口座」を振込先にすれば、対企業の信用があがる。
・著作権と関わりが深い業務を携わっている。
・資金繰りに苦慮している。
・フリーランスとして独立したばかり。
・子育てをしながら活動している。
加入のメリットは大きく、費用の負担も軽いので、フリーランスで活動するうえではお勧めのサービスですよね。
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if47ry