自分のブログが著作権を侵害してしまう前に②(「歌詞」「音楽」の安全な載せ方)

ブログ

ブログで他人のコンテンツを使用する際の、安全な方法を学ぼうと言う事で、第2回目の記事です。

前回の記事では、他人の書いた文章や他人の所有する画像を、自分のブログへ安全に掲載する為の、「引用」と「転載」について学びました。

前回の記事はこちら

自分のブログが著作権を侵害してしまう前に①(「引用」を正しく学ぶ。)
あなたのブログ、著作権に対しての対応は万全ですか?「引用」「転載」これらの用語を正しく理解せずに、ブログを書いていると知らず知らずに「著作権侵害」の罪を犯しているかもしれません。今一度、この記事で正しい「引用」 について学んでいきましょう。

今回は、画像でも文章でもないコンテンツ「音楽」に焦点を当てて、解説していきたいと思います。

音楽が最大の趣味であるだいすけにとって、ブログで自分の好きな音楽やその歌詞を紹介したいという欲求は強くあります。

しかし、正直なところ実際に歌詞を載せたりミュージックビデオをブログに貼り付けるとなると

「自分の行ってる行為って、法律に反しているんじゃないか」と不安になります。

でも音楽の魅力を伝えるのであれば歌詞や楽曲を使いたい。こんなジレンマに陥る、ブロガーさんも多いのでしょうか?

この記事を読むことで

・音楽を自身のブログで使う安全な方法がわかる。
・他人のコンテンツを引用する正しい知識が深まる。

一緒にクリーンなブログづくりを目指していきましょう!!


著作権には期限が有る??

 

まず大前提として抑えておきたいことです。著作権には期限があり、その期限が到来した作品に関しては自由に利用することができます。

「著作権」問題は全く気にしなくて良いということです。

改正前の著作権法においては,著作物等の保護期間は原則として著作者の死後50年までとされていましたが,環太平洋パートナーシップ協定の締結及び環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定の締結に伴う関係法律の整備に関する法律(平成28年法律第108号。以下「TPP整備法」という。)による著作権法の改正により,原則として著作者の死後70年までとなります。

出典元 :文化庁webサイトhttps://www.bunka.go.jp/seisaku/chosakuken/hokaisei/kantaiheiyo_chosakuken/1411890.html

以前は没後50年だったのが、法改正により2018年12月30日から、没後70年に変更になっています。
(死亡年の翌年の1月1日から70

つまりモーツァルトやバッハの楽曲は自由に使えることになりますね。

既に2018年12月29日までに、著作権が失効した作品に関しては、その時点で仮に著作権者の没後70年経過
していなかったとしても著作権の復活はないとの事です。

次の項目では、実際に著作権のある歌詞や楽曲を利用するケースについて、詳しく見ていきましょう。

歌詞をブログで安全に使用する場合。(著作権侵害を防ぐ)

結論、歌詞をブログへと挿入するのは可能です。

そこにはいくつものルールが有ります。しかし歌詞も「文章」と性質が一緒なので、
文章の引用方法を理解していれば、あまり問題は無いです。

一般の文章との違いは「ほとんどの楽曲は、作曲者、作詞者から著作権をJASRACへ譲渡されている」ということです。

その為、音楽の利用はJASRAC抜きに語れません。この辺りは後述していきます。

「引用」ならば著作権者の許可なしで可能、「転載」なら許可が必要。

引用:ルールを守れば著作権者の許可なく、JASRACの使用料を払わずに使用可能。
転載:著作権のある歌詞掲載には、著作権者の許可とJASRACへの使用料が発生。

洋楽の翻訳も同様。JASRACへ使用料を払う事で許可が下ります。

注意点:まれにJASRACと契約してない楽曲もあります。この場合、転載には作詞家(著作権者)の許可が必要となります。

利用したい楽曲がJASRACに登録されているかは、「JWID作品検索データベース」で確認が出来ます。

「引用」のルールを「歌詞の使用」に当てはめて確認。

引用にはルールが有ります。

①明瞭区分性があること

引用するときは、自分の文章と引用する歌詞を””や「」、または色を変えるなど、視覚的にはっきり分かるように
なっていなければなりません。

②主従関係が守られている

自分の文章を「主」として、挿入する歌詞が「従」の関係が守られていなければなりません

具体的には、自分の文章の「量」が引用する歌詞の「量」を上回っている事が必要となります。

但し、「量」の問題をクリアできたとしても、その文章自体に中身が伴っていなければ主従関係と認められないケースもあり、「質」と「量」の両面からが判断の基準となります。

③引用の必然性

当然歌詞を引用するからには、その歌詞について批評をする場面がほとんどだとは思いますが、文脈から見て、必然性のない歌詞の挿入は認められません。

④出所の明示

曲のタイトル+作詞者名で必ず明記するようにしましょう。

⑤公表された著作物であること。

もちろんアーティストの未発表の詞を、運よく入手できたとして、それを発表することはできません。

⑥「同一性の保持」

挿入する歌詞は一字一句改変できません。

「ここの言い回しはこっちの方がかっこいいから変えてしまおう・・・。」

これは、もちろんダメです。そのまま掲載するようにしましょう。

引用については分かった。それでは転載とどう違うのか?

転載とは、引用の範囲を超えて、既存の出版物などから文章や図表等を別の出版物に掲載することです。
出典元:JMPA 日本医書出版協会 https://www.medbooks.or.jp/copyright/forauthor/quot.php

非常にわかりやすかったので引用させていただきましたが、引用の範囲を超えている場合「転載」となります。

前回の記事では、「転載は全文または、それに近い状態で他人の文章を掲載する事」
と言う風に書かせていただきました。

厳密にはこれでは違っていて、「引用の範囲を超えているか、超えていないか」と言う所がポイントとなります。

なので、「全文歌詞を掲載しても、引用の条件を満たせば引用とみなされる」ということなんです。

引用の要件に合致するものであれば、必ずしも
一節を超える(場合によっては全部の)引用が許されるものではない。

出典:著作権なるほど質問箱 https://pf.bunka.go.jp/chosaku/chosakuken/naruhodo/answer.asp?Q_ID=0000315

例えば、「歌詞全文がしっかり区分されていて、改変もなく、出所を明示してあり、自己の文章の考察の部分の方が多い」となれば引用と認められる場合もあるということです。

歌詞の性質が「比較的短いまとまりの文章である」からこそ、全文引用は不可能ではないのかなというだいすけの見解です。

極端な話、小説のように長い文章を引用し、主従関係を守った記事に仕上げることは不可能ですからね。

とはいえ、歌詞全文をブログに挿入することは、「引用の範囲」を超えていて「転載」とみなされることもあるでしょうから、トラブルを避けての、運営を目指すならば、引用は「歌詞の一部」を使用するのが無難でしょう。

前述のように転載の場合は、著作権者からの使用許可が必要となります。

このルールにのっとっていない場合は、「盗用」となり著作権者・JASRACよりコンテンツ取り下げ、さらには損害賠償請求を受ける事もあります。

音楽をブログを安全に使用する場合(著作権侵害を防ぐ)

楽曲は録音物

「文章」とは性質の違う「楽曲」です。著作権、原盤権(レコード製作者の権利)実演家の権利にまで及びます。
これを著作隣接権といいます。しかし、引用のルールは準用することができます。

安全な楽曲の使用方法

・MP3のデータを批評に必要な部分だけ切りとりブログへ載せる
・利用料金をJASRACに払い、楽曲を転載する

この2択になるかと考えられます。

曲の引用はハードルが高いんですよね・・・。しかし、ここで疑問が。

「聴かせたい部分だけ
楽曲を切り取って掲載されたブログは、実際見たことがないし、ほとんどのブログが、JASRACへ利用料を支払って運営をしているのか??」

何か・・・何か手は無いのか??

JASRACの楽曲の利用料金

実際、JASRACの利用料金っていくらくらいなんだろう??

JASRAC使用料金早見表
こちらで確認いただけます。

月額最低5,000円でした。

 

音楽・歌詞等、使用する媒体や、商用・非商用によっても支払う金額は変わってきます。

率直にかなり高いと思いました!趣味の音楽ブログの運営に年間60000円は払えないかなと・・・。

この料金を払わずとも好きな音楽を動画つきで紹介する術は無い物だろうか?じつ

実は、あるんです!

JASRACと利用許諾契約を結んだサービスを利用する。

これが「歌詞」「楽曲」を使用する最善の方法だ!!

JASRACと包括的に利用許諾契約を結んだブログサービスや動画サービスが有ります。

このサービスを利用することで、「音楽」を自分のコンテンツに利用する幅が広がります。

利用許諾契約を締結しているUGCサービスの一覧(リンク)

利用許諾契約を締結しているUGCサービスの一覧

こちらに掲載されたブログサービス(アメブロ、はてなブログ等)や、動画サービス(YOUTUBE等)はサイト自体が利用許諾契約を、一括して結んでいます。

利用許諾契約を結んだUGCサービス利用の注意点

商用サイトへは利用できません。従来通り、音楽コンテンツの「転載」には、使用料を払う必要が有ります。
商用サイト:アフィリエイト・アドセンス・ECサイト

利用許諾契約を結んだUGCサービスを利用してできる事

歌詞の挿入
ブログへの全文転載が可能です。ただし、ブログへアドセンス広告を貼っている等商用コンテンツになっている場合は、転載は出来ません。

楽曲の挿入
「YOUTUBE」の動画をブログへと埋め込むことが可能です。こちらも当然商用コンテンツへの挿入は許可されていません。

動画サービスコンテンツ埋め込みの注意点

違法にアップロードされたミュージックビデオもあります。

違法コンテンツの転載に関しては処罰の対象となりえます。

ミュージックビデオを挿入する際はレコード会社公式のコンテンツを使い、個人でアップされたようなものは
使用しないようにしましょう。

また、ワードプレスのように、JASRACと利用許諾契約を結んでいないブログサービスでの「歌詞」「楽曲」の挿入には使用料の支払いが必要となります。

YOUTUBEの該当コンテンツのリンクURLを記事に貼り付けるか、音楽系の記事を書いていて、営利目的の無い方は音楽系記事用に、はてなブログやアメブロを開設した方が良いですね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

法律に触れていないから絶対安全ということはないです。

「法律を守れていてもトラブルに至るケース」も考えられます。

著作権侵害は申告罪のため、著作権者の訴えがあって初めて起訴される可能性があるもの
であります。

その為、紹介の仕方への愛情がある場合など「違法だったとしても、著作権者の温情で無断転載が認められるケース」もあります。(もちろんそこに甘えてはいけないのですが・・。)

これは「トラブルに発展する、しないは、本当にケースバイケース」ということを物語っています。

その為、「トラブルを最小限にした安全なブログ運営を目指す」という観点から今回、記事を書いております。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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